島田壮司「UFO大通り」

UFO大通り

UFO大通り

「こうしている間にも、人の命が失われるかもしれないんだ」
鎌倉のおばあちゃんが語るUFO話は本当なのか。
その謎を解くため、御手洗潔が疾走する! 無二の親友、石岡クンも活躍。
表題作を含む中編2作を収録。

表題作「UFO大通り」と「傘を折る女」の中編2作の構成ですが
両方の話をつなぐテーマも隠されています。
どちらも横浜・馬車道の事務所時代の設定で、
最初から最後まで御手洗・石岡コンビは出ずっぱり。
「溺れた人魚」でフラストレーションが溜まっているファンには嬉しいかな。
個人的には「UFO大通り」の方はおもしろい設定だけど
「傘を折る女」の方はちょっと無理があるんじゃないかなぁ…と感じました。
3点(5点満点)