瀬尾まいこ「温室デイズ」

温室デイズ

温室デイズ

今最注目の作家が贈る、痛くて沁みる極上青春小説。
トイレでタバコが発見される。遅刻の人数が増える。
これらの始まりの合図に教師たちはまだ気づかない。
私たちの学校が崩壊しつつあることを。私には一体何が出来るのだろうか……。

いやぁ、ホントに痛い小説でした。
これが特別な学校なんじゃなく、どこにでもある一般的な様子なんでしょうか。
どんどん荒れていくのに、先生はじめ大人たちは為す術が無いのか?
ラストにほんのわずか明るさが見えてくるところが救い。
でも、現役の中学生が読むとどう感じるんだろう?
この本読んで元気が出るのか?やる気が出るのか?
そこがちょっと知りたいなぁ。
3点(5点満点)