東野圭吾「赤い指」

赤い指

赤い指

構想6年の後に書きあげられた書き下ろし長編小説、ついに登場!
身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に
練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。
ひとつの事件を中心に描き出されるさまざまな親子像。
東野圭吾にしか書き得ない、「家族」の物語。

わりと早いうちから「あ、そういうことか…」と
展開が見えたような気になっていたら
最後の最後でやられました。
なるほど、そうきますかぁ。
どこで起きてもおかしくない事件。
若いコを持つ親にはホラーとして読めたかもしれません。
しかもサイドストーリーの方も
最後になって白黒が反転する仕掛けもありました。
4点(5点満点)