有栖川有栖「乱鴉の島」

乱鴉の島

乱鴉の島

友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた臨床犯罪学者の火村英生は、
手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。
通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。
俗世との接触を絶って隠遁する作家。謎のIT長者をはじめ、次々と集まり来る人々。
奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。
ミステリの醍醐味と喜びを詰め込んだ、最新長編。

う〜ん、つまんなかったですねえ。
登場人物のキャラがいまいち立ってないから
最後に犯人がわかったときにも、「あ、そうですか…」というカンジ。
話の核になる「ある技術」も、物語をひっぱってくほどの魅力がなかった。
特長のある人物もあまり話にからんでこなかったし。
2.5点(5点満点)