手塚治虫中期傑作集3「白いパイロット」

ミグルシャ国の王子マルスと、どれい少年大助は、双子の兄弟だった!!
地下工場から脱出しようとする大助。それを追うマルス
出生の秘密を知らぬまま、ふたりの対決のときは迫る!!傑作冒険漫画。

週刊少年サンデーに1960年から62年にかけて連載されていたマンガ。
1960年といえば、いまから46年前。
まだ東京オリンピックが開催される前だし、新幹線も走ってません。
そんな当時としてはもちろん、今でも充分ワクワクドキドキのストーリー展開。
物語の伏線もきっちり張ってあり、なかなか凝った構成で、コマ割りも斬新でした。
途中で死んでいく仲間たちや、悲しいエンディングなども手塚らしいと言えるでしょう。