大崎梢「夏のくじら」
- 作者: 大崎梢
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/11
- メディア: 単行本
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学生生活を送ることになった篤史。
従兄弟から本場「よさこい祭り」に参加してくれと懇願され、
渋々ブログ開設や踊りの練習をしていくうちに、及び腰が本腰に。
若者と祭りの熱気を爽やかに描ききった傑作長篇。
*
名前だけは聞いたことがあるが
ほとんどなにも知らなかった「よさこい祭り」。
主人公を参加チームのスタッフにすることで
祭りの裏側の面白さやタイヘンさが感じられ
よさこいに対して非常に興味が湧いてきました。
踊るシーンが臨場感たっぷり…という感想が見受けられますが
わたしはそのシーンはサラッと書きすぎかなと思いましたがねえ。
ラストも、そうしちゃいましたかぁ…。
3.5点(5点満点)
現在の読書 「綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー1」
二人の対談の合間に短編小説が挟まれているという仕掛け。
ネタバレを気にせず、語り合えるということのようです。